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箱型の積載車。。。

クローズドボディでの車体の輸送。

 

高額車や、代品のない逸品づくりの車。

開発車。

鍵の無いレーシングカーなど…

 

わたしは、箱型の積載車という存在が

車のオーナー様にとって、輸送シーンに必要なものである!とお考えの方が多いハズと考えております。


 

でも

需要が一定数はあるのですが、

商売の原理で

もとが取れない 或いは とりずらい場合は敬遠する。

 

なので

あまり所有している業者も多くないですし、

保有している業者も、採算割れするので

手放すかたも少なくない気がします。

 

製造費用や維持費が原因なのでしょうね??。

 

実際、若干値段の差を、オープン輸送(平のローダー輸送)に比較してもうけておりますが、普段あまり活躍する機会がない車体となるため、正直いって特注でトラックをつくっても儲かりません。

 

でも自動車の陸送/輸送の市場において、必要なもの?でもあります。

 

陸送業者は、こんなふうに くるまを、いつも 1人/トラック当たり いっぱいの数を運ぶことが、一番の好物です。
陸送業者は、こんなふうに くるまを、いつも 1人/トラック当たり いっぱいの数を運ぶことが、一番の好物です。


 

しかし、積み下ろしをする側の意見として

覆いとなるトラックのボディ(屋根や側壁)も、

車を積むと気づくのですが、ハッキリ言って かなりジャマな存在です。

 

なので

「バン型」という、側面が開かないタイプのトラックを用意するのが

一番安価で手軽なのですが

これはお客様に全然人気がありませんので、NGとします。

 

理由は、お預かりする車の

ドア周辺に、乗務員の乗り降りの際に傷がつく可能性が高まるからです。

 

なので

側面が開放するスタイルのトラックが必要になります。

 

つまり

トラックの両側が開く、ウィングボデー形状であることは

ドアに傷を入れたり、ムリな乗り降りによって、車体に細かな傷をいれないための、必須要件にもなり得ます。

 

なので、特注傾向になってしまいます。

 

 

また

通常の4輪車ばかりではないので、

アルミラダーレールをつかって積載する方法が、一番安価に済ませれるのかもしれませんが、その方法はとりません。



自走できない車両にも備えウィンチをつけるだけでも、かなりの費用と重量も増します。

 

でも

お客さんの必要に応えたい。。。が原点であり、原動力。

 

外観は、積載車にはみえないかな?


それゆえ

どうしても、特注傾向にあるトラックをつかうため

運賃が、通常より「ちょっと」お高くなります。

 

理由は

こういったクローズドの輸送車両は、車体の大きさの割に

汎用性が低く、回転率があまりあがりません。

 

なので、陸送業としては、意外かもしれませんが、あまり良い商売とならない傾向なのです。


打合せが、非常に重要になるので、ボデー屋さんへなんども足を運びます。

 

完成してから

「こんなふうに造ってくれ!と、言ってない」と嘆く方やクレームを入れる方は多いですが、現実問題として、完成してから修正するのは難しい箇所も発生しますし、なにより2度手間になります。


はたして、どんなものが出来上がるのやら。。。

 

ベース車は「フォワード」中型のエアサスのモデルです。

いわゆる、4t車です。

 

こういった高級系/開発車系/旧車なども輸送できる機材となると

旧車などで代品(部品)のない車両や、走行衝撃で脱落する危険性のある部品なども多いです。

 

エアサスは、衝撃緩和の意味も含め、お客様からお預かりするものを壊さないという意味で、必須になります。

 

 

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