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陸送のリベラルワンです。

 

自動車の輸送の仕事をしていると、

個人宅へ引取や納車へいくことも多いのです。

 

住宅街など閑静な場所や時間で、荷台操作は

積載車(セーフティーローダー)などの、トラックのエンジンを回さないで引取したいほどなのですが、

 

荷台を動かすためには、ディーゼルエンジンを回さないとならないのです。

理由は以下に書きますが、、、

 

小さめのトラック。

 

つまり 2tから3.5t車と呼ばれるような

いわゆるセーフティーローダーなどと通称名で呼ばれる大きさの

中型クラスの積載車で納車/引取へ動くときが多いのです。


そんな時、荷台を動かす操作をするのですが

油圧で荷台を動かすため、「P.T.O.」と呼ばれるスイッチを入れてから、荷台を動かします。

 

「P.T.O.」

 

これは パワー・テイク・オフ の略名で、クレーン装置のついたトラック、農耕用トラクター、や耕運機や ダンプカーなど、

人力を大きく越えた作業用の荷台装置を装備した車両において、エンジンの動力源を作業機械用の動力として、トランスミッションなどから取り出すための機構のことです。

 

この油圧の動力を取り出すためには、トラック(積載車)のエンジンを回し続けないと、油圧装置が作動しない。。。というわけなのです。


さて

そのため、騒音対策で、荷台を動かす時以外は

エンジンを停止することを繰り返しつつ作業をする訳なのですが。。。

 

その度に、エンジン掛けたり止めたりを繰り返す訳なので

セルモーターの壊れる確率が、上がってきます。

 



 

結果的に、走行距離の割に

案外早くセルモーターが 壊れてしまう。。。という事象に至る場合があります。


 

トラックがエンジンが掛からなくなると色々不便なので、

セルモーターの故障っぽい傾向が見えてきたら

その時点で「セルモーター」の交換を考えたほうが良いかも知れませんね。

 

 

弊社の積載車の場合は

「キュルキュルキュルキュル → ブルル~ン」

となるはずが

 

時々

「キュル・・・・(シーン)」

↓ ↓

以降回らなくなり、カチカチ音だけがなる…。

 

 

そんなことが

最近多発しはじめていました。

 

 

と。いう訳で

 

弊社の2台積載車のダイナのセルモーターを交換しました。

おそらく、日野デュトロとも同じ部品だと思われます。

 

エンジンの掛かりが悪いとき、色々な不安にもなり

余計な部品まで交換してしまいたくなりますが、

 

原因を探るためにも、インターネットオークションなどで購入する、中古部品で十分です。

 

 

もしも

それで、いままで 懸念されていた事案が解決されたなら、その部品が悪かった。。。ということにつながるからです。

 

 

ますは、こちらを早速 交換してみます。


外したセルモーターは

きっと手で回したりすると、おかしな感触があると思っていましたが

 

全然、異常は感じませんでした。

 

 

でも

セルモーターを交換してからは、

ずっと

「キュルキュルキュルキュル → ブルル~ン」

 

です。

 

 

一安心ですね。

 

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