この記事の所要時間: 約 3分33秒
陸送のリベラルワンです。自動車の輸送の仕事をしていると、
個人宅へ引取や納車へいくことも多いのです。
住宅街など閑静な場所や時間で、荷台操作は
積載車(セーフティーローダー)などの、トラックのエンジンを回さないで引取したいほどなのですが、
荷台を動かすためには、ディーゼルエンジンを回さないとならないのです。
理由は以下に書きますが、、、
小さめのトラック。
つまり 2tから3.5t車と呼ばれるような
いわゆるセーフティーローダーなどと通称名で呼ばれる大きさの
中型クラスの積載車で納車/引取へ動くときが多いのです。
そんな時、荷台を動かす操作をするのですが
油圧で荷台を動かすため、「P.T.O.」と呼ばれるスイッチを入れてから、荷台を動かします。
「P.T.O.」
これは パワー・テイク・オフ の略名で、クレーン装置のついたトラック、農耕用トラクター、や耕運機や ダンプカーなど、
人力を大きく越えた作業用の荷台装置を装備した車両において、エンジンの動力源を作業機械用の動力として、トランスミッションなどから取り出すための機構のことです。
この油圧の動力を取り出すためには、トラック(積載車)のエンジンを回し続けないと、油圧装置が作動しない。。。というわけなのです。
さて
そのため、騒音対策で、荷台を動かす時以外は
エンジンを停止することを繰り返しつつ作業をする訳なのですが。。。
その度に、エンジンを掛けたり止めたりを繰り返す訳なので
セルモーターの壊れる確率が、上がってきます。
で
結果的に、走行距離の割に
案外早くセルモーターが 壊れてしまう。。。という事象に至る場合があります。
トラックがエンジンが掛からなくなると色々不便なので、
セルモーターの故障っぽい傾向が見えてきたら
その時点で「セルモーター」の交換を考えたほうが良いかも知れませんね。
弊社の積載車の場合は
「キュルキュルキュルキュル → ブルル~ン」
となるはずが
時々
「キュル・・・・(シーン)」
↓ ↓
以降回らなくなり、カチカチ音だけがなる…。
そんなことが
最近多発しはじめていました。
と。いう訳で
弊社の2台積載車のダイナのセルモーターを交換しました。
おそらく、日野デュトロとも同じ部品だと思われます。
エンジンの掛かりが悪いとき、色々な不安にもなり
余計な部品まで交換してしまいたくなりますが、
原因を探るためにも、インターネットオークションなどで購入する、中古部品で十分です。
もしも
それで、いままで 懸念されていた事案が解決されたなら、その部品が悪かった。。。ということにつながるからです。
ますは、こちらを早速 交換してみます。
外したセルモーターは
きっと手で回したりすると、おかしな感触があると思っていましたが
全然、異常は感じませんでした。
でも
セルモーターを交換してからは、
ずっと
「キュルキュルキュルキュル → ブルル~ン」
です。
一安心ですね。
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