2024年5月5日

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トヨエースというと、デリバリーのトラックをイメージする。。。

のですが、

実は 前回には書きました1台積み積載車 のお話しです。

 

陸送 / 不動車の引取り に使っている、旧型デュトロ ならぬ トヨエース積載車 セルフローダー ショートボディ仕様の話です。


 

インパネ 警告灯が走行中 たくさん点灯する

運転中に、旧型デュトロ・トヨタ ダイナ や トヨエース で、エンジンチェックランプなど、警告灯がいっぺんに点灯した時、「なにかの接触不良じゃないかな?」なんて思ってしまったりするんですが、実は発電系がやられてくると、警告灯が一斉に点灯するのは、結構あるあるだそうです。

 

運転中に、灯火類が暗くなってくる。あるいは インジケーターに異常を知らせが入ります。

今回の 警告灯(インジケーター)たくさんがいっぺんに点灯するっていう事象は、乗っているドライバーからしたら、出先では だいぶ「??」だと思うんですよね。

 

慌てずに安全な場所に停車させましょう。

焦って、路上の適当なところに止まっても、ハザードランプもいずれ見えなくなっていきますので、すべての電気がつかない状態でも、追突事故の危険のない 安全な場所を選んでください。

 

この事象は一体なにが原因だったのでしょうか??

走行中でも この警告灯の多さ


 

排ガスの、所謂 「すす焼き(DPDなど)」装置が搭載されていない、2世代くらい前の仕様になるのです。

エンジンやマフラーが現行車やちょっと前のモデルのように?は、なかなか壊れず(他の部品は あっちこち壊れるけれどw)乗ることができると言われている、古いタイプの車輛積載車 です。


 

さて、この警告灯が たくさん点灯する症状で、ヘルプサインを貰ったことトヨエース号。

どうやって治しましょうかね。。。

 

オルタネーター 壊れたのでは?

不安を煽るコレは、結局のところ「オルタネーター」の故障。この1点だけが原因 でした。

 

インジケーターがいっぺんに点灯すると、

あっちもこっちも、なんらかの原因で、いっぺんに壊れたような錯覚に陥り、不安満点になってしまうのですが、

なんていうことはありません。

 

でも、徐々に ハザードランプまで暗くなっていくので。。。。、心細いことこの上なし。。。

ドライバー(乗務員さん)は、ビックリしていたようです。

この部品が オルタネーター(発電機 / ダイナモ などとも呼ばれる)



 

オルタネーター が故障すると??

オルタネーターの故障とは、

難しい話は 正直、専門家の方に解説して頂くのを、確認して頂きたいのですが

要するに車がエンジンが始動している状態でも、発電をしない状態 と、思って頂ければ良いかと思います。

 

そのため、発電しないということは、バッテリーの電気を、ひたすら補充しないで使い続けるため

そのうち、電気がなにもつかない状態になり(ガソリン車であれば)エンジンも停止するであろう。。。という状態を指します。

 

そう。

時々、街中で ハザードランプが「暗く~」点灯/点滅している、故障してエンコ 緊急停車している、正にアレになっている状態です。

 

因みに ディーゼルエンジン車は、燃料を爆発させる工程を圧縮によって自動着火させているため

発電できない状態の車(オルタネーターの故障)であっても、経験上エンジン停止する恐れは、非常に低い。

(もちろん、エンジンが止まらない、、、という保証をするものではないのですが。。。。)

 

 

そうは言っても。。。

 

そう。

バッテリーの電力を、補う – 充電する役目の

オルタネーター(ダイナモ / 発電機)が故障している訳なのですから

当然、ぜんぶのバッテリーを使い切ってしまえば、自走不能に陥りますので、要注意です。

 

さらに、実は

24V車のトラックは、バッテリーを2個搭載していますが、2個のバッテリーを 直列に繋いでいるだけなので

12V バッテリー 1個ごとに、つなぐということで対応をすれば

電圧を24V用の充電装置や電圧測定器がなくても、12V用の機器で十分にこと足ります。


試しに測ると

・バッテリー1個目は 「10.6V」

・バッテリー2個目は 「12.0V」

 

本来は「12.3V/個」以上の数値であって欲しいバッテリーですが

2個とも オルタネーターがお亡くなりになっている為か?。電圧が低いですね。

エンジンとめたら、掛からなくなる恐れが、ある感じです。

 

とりあえず、たまに治ったりもすると聞く この軽い打撃技で、 様子をみてみるも、全然効果なさそう(・・;

壊したらまずいので、強く叩いたらダメですよ。

「プラハンマー等で軽くたたく」セルモーターが動かない時には有効


 

オルタネーターは リビルド品でも良いと思う

素人とは言いませんけれど、お金に余裕のない弊社(ちょっと恥ずかしいですが)。

そんな弊社なので、とりあえず 自分たちで交換できるものは やってみます!

 

オルタネーターセルモーター なんぞ、整備に詳しい人  ちゃんと交換できる 人 がいれば

そこまでハードル高い故障では ない!

と、思っておりますので、早速交換します。

 

しかも、21世紀には 一般人のつよい味方! ●フオク などがあり、

その中で売られている「リビルド オルタネーター」など、リビルド品や中古品は、専門業者でなくても入手できる電装品なので、結構 助かりますし、便利だと思います。

 

ヤフオ● 等で 社外品 リビルト品  3万円くらいから売られてる

新品のオルタネーターは、結構安いものではないので、リビルト品を発注します。

個人的には、いつも太田美品通商さん のものを、フリーのメカニックを個人でやっている方の意見を聞き

信頼して取り寄せて使っています。



1.5日で届くのもあり、とても便利ですし、仕上げもきれいですよね。

 

因みに リビルト品とは、廃車や不要になった車両から取り外した「中古部品」に、専門家がオーバーホールを施した部品のことです。

OH = オーバーホールとは、機械部品に対して分解や洗浄の上、外装/内部部品の検査を行った上、内部や外装を部分的に交換/磨き等を実施することで、性能・見た目ともに新品に近い状態になるまで整備する作業のことを指します。

 

今回取り外した 故障したオルタネーターも、太田美品通商さんに返送します。

後で、別の方の元へ旅立つ支度をするための、リビルト作業を受けるため、外したオルタネーターのコアは、絶対に返送する義務がありますので、リビルト品を欲する方は、お忘れなくお願いいたしますね。

 

交換は 1時間~程で できる

トヨエース / デュトロ KK-XZU410 平成16年式 は

ある程度、メカに知識がある方ならば、60~90分くらいで、十分交換できる車種でした。

 

車種などや、架装によっては

もっともっと大変なことも予想されますので、気軽に取り掛かるのは ちょっとやめた方がいいとは思います。

今回は、小生が交換することになりましたが、自動車の整備の知識のない方は、必ず自動車整備士の方に依頼をしてくださいね。


 

あるある、なんですけれど

この時点で、明らかに大きさや 取り付け穴の位置が違うなどで、違和感があったら、だいたいなにかトラブルになる元なので、交換取付けは やめた方がいいと思います。

見比べるのは結構大事な 作業です。

 

オルタネーター は 中型トラック用 結構重い

作業は腰を痛めないように、十分注意してくださいね。

また、

電装品を扱うならば、事前にバッテリーの端子を外し、ショートさせない様に、感電しないように。そこは本当にお願いいたします。



 

オルタネーター 社外品 でも純正部品なみの性能 みたい

そんなこんなで、交換してみました。

オルタネーターが原因ではなかったら、他 だと、もう専門業者さんに 対応して貰う以外に なさそうな感じでしたが。

ちゃんと治りました。

 

電圧は

1個目バッテリー「13.3V」

2個目バッテリー「14.1V」 へと、復旧しました。


心配だったインジケーター 警告灯は

全部 きれいに消えました ^_^

 

部品代と あれやこれや でしたが、4万円もしないで 無事に完成しました。

 

ディーラーに 全部みてもらったら、この数倍かかるかな? っていう印象ですかね…(・・;

 

あとは、

純正部品なみに 長持ちしてくれるかどうか??  ですね ー。

頑張れ旧型トラック!  古くなっても まだまだイケるぞい!

 

個人的 推しの「太田美品通商」さんは、リビルト セルモーター/オルタネーター など

オススメです。

 

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